おはようございます。

名古屋は、梅雨入りして1週間が経とうとしております。
お元気でいらっしゃいますか。

先週の7日と8日は、真鶴で開催された俳句吟行鍛錬会に参加してきました。
約6年ぶりの参加となりましたが、二日間とも天候にも恵まれ、俳句作りや交流を楽しむことができました。

最初に、真鶴の保安林(お林と言われるところ)を散策し、日々の疲れが癒されたようです。
この林は、徳川時代の小田原藩が15万本の松を植林したことに始まり、明治維新後は皇室御用林となり、戦後に真鶴に払い下げられた場所と言われています。
夏落葉を踏み分けて行く道からは、大きな松の息吹を感じ取ることができました。羊歯が青々と生い茂り、音に反応するのかよくわかりませんが、我々が近づくと動物のように動き出した羊歯に遭遇し、きっと森の妖精が出迎えてくれたんだねと語り合いました。
お林から岩海水浴場を横切り、ケープ真鶴へ向かうしおさい遊歩道を歩きながら、岸壁に力強く生い茂る野茨や、海辺の岩合にいるフナムシ、イソガニなどの生き物を観察しました。

晩御飯の地元の海鮮料理、特に金目鯛の煮付けや地魚の御造りは最高でした。
日本酒やビールを楽しみながら、句会の仲間と久しぶりに交流できました。

2日目の朝は、ホトトギスの鳴き声で目を覚ましたところ、柔らかな雨音が聞こえてきました。
それを題材にした句を詠んで何点かいただけたのは、嬉しいことでした。

真鶴駅で2日目からの参加者の方と合流し、真鶴観光所を経由し、坂道を上り下りして散策しました。
貴船神社は、急な階段に圧倒され美しい紫陽花を鑑賞しつつやりすごし、しとどの窟(いわや)というところで、蛍袋や紫陽花を観察しました。
朝の雨が、植物たちを元気にしているように映りました。

その後、漁港から遊覧船に乗り、約30分かけて真鶴岬の突端をぐるりとめぐる航路を楽しみました。
カモメにえびせんを与えていると、やがてトビが現れ、その迫力に圧倒されたりもしました。
浜辺ではアジの開きを干しているところを見たり、黒糖きなこアイスクリームを味わったり、先生と共に坂道をゆっくり歩いたことが、今もまなうらに残っています。

日中は晴天に恵まれ、日差しに悩まされることなく快適に過ごせました。
日々の精神的な疲れを、吟行が洗い流してくれたようでした。

6月は、いろんな締め切りが押し寄せてくるので、今回の吟行はその糧になったのではと思っています!

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★書会のお知らせ★
下記の書会は、下記ページでも紹介しています。
>>>https://itouunpo.com/syokai/

【名古屋】
・2025年6月15日(日曜日)
『第90回 大島屋書会』(名古屋市西区名駅2-20-30)
第一部:13時30分~15時30分【満席】
第二部:16時~18時 【満席】
参加費:2,500円(当日会場にてお支払いください。)
※書道道具の準備は不要です。ソフトドリンク付き。
>>>https://www.facebook.com/PubArco/posts/3352383241462632

【三重県・桑名市】
・2025年7月12日(土曜日)
『第70回 MuGicafe書会』(三重県桑名市京町42)
時間:13時30分~15時30分 
参加費:2,500円(当日会場にてお支払いください。)
※書道道具の準備は不要です。ソフトドリンク付き。

・2025年6月28日(土曜日) 
『第48回 オンライン書会』(Zoom)
時間:10時~12時
参加費:2,500円(ゆうちょ銀行振込、PayPay)
※筆と墨、半紙や八つ切りもしくは、紙と万年筆やペン、鉛筆など、まずはお手持ちのものでご参加ください。

・2025年6月28日(土曜日) 
『第7回 藤丸書院』(リアル+Zoom)
時間:14時~16時
参加費:3,000円(ゆうちょ銀行振込、PayPay)
 ※レギュラー書会参加者の方は割引制度有。
 詳しくは…… https://itouunpo.com/info-kyojyo#kaijyo

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6月の雲峰は、大忙しです。

読売展の作品制作は完了し、出品しました。
これから同時並行ですすめるのは、雪心会選抜展、日展、雲峰カレンダーの作品制作です。
6月は複数の作品制作が重なるので、体調管理とスケジュール管理に注意して丁寧に進めたいと思っています。
ここ数週間、過ごしやすい気候のため、この期間にできるだけたくさんのことに集中して進めたいと思っています。
雪心会選抜展は、7月末から8月1週目に東京・上野の森美術館で開催されます。
作品は7月1日までに事務局への提出が必要で、6月中に仕上げる必要があるのですが、現時点で1枚も書けていないというピンチの状態です!
この二週間をなんとか走り抜けたいと思っているところです!

それでは、皆様良い週末をお過ごしになってください。
伊藤雲峰でした。