大晦日の朝、いかがお過ごしでしょうか。伊藤雲峰です。
今年もあっという間に終わろうとしております。

今年を振り返るつもりで、雲峰にとっての「10大ニュース」と「キーワード」をまとめてみました。
よろしければ、お読みいただけますと幸いです。

★2025年 雲峰10大ニュース

【1/13】『新年の決意とスマホ新調による失敗』 スマホ新調に伴う「スマートEX」の登録ミスでパニックになるも、無事に東京での「現代書道20人展」を鑑賞。多忙な制作スケジュールを前倒しすることを「一年の計」とする。

【2/15】『大雪の日の「雪心会展」制作と家長の自覚』 名古屋の大雪の日に籠もって書き上げた木簡調の作品を軸装へ。父を思い出しながらの雪かきを通じ、頼りなくも「家長の仕事」を全うした充実感を得る。

【3/2】『自分を無にする臨書と先人の教え』 長谷川櫂氏の著書を通じ、自分を捨てて先人の教えを素直に受け入れる大切さを学ぶ。仕事では「相手のエピソードを記憶する」という自身の強みを再発見する。

【5/4】『舞台鑑賞と恋愛小説に学ぶ”自分で決める勇気”』 家内が関わる舞台を2公演鑑賞し、声量や間合いのバリエーションを学ぶ。また『傲慢と善良』を読み、他者任せではなく自分で決めて行動する尊さを深く感じとる。

【6/15】『新緑の真鶴吟行と制作のピーク』 6年ぶりの吟行で自然の生命力に癒やされる。同時に、読売展・雪心会選抜展・日展・カレンダー制作が動き出し、一年のうちで最も多忙な制作期間に突入する。

【7/6】『ブロック塀の撤去と備えの哲学』 近所のブロック塀の取り壊しを機に安全について考える。日常の中にある小さな幸せ(韓国語講座の辻野先生に記事をリツイートされ喜ぶ)をしみじみと感じる。

【8/16】『スマートウォッチ導入と書かない勇気』 妻からの贈り物で自身の健康を数値化。書においては「がむしゃらに書くこと」よりも、型に縛られないための「書かない勇気」の必要性に気づく。

【9/23】『博多・長崎への社員旅行と”ジビエ文字”との遭遇』 社員旅行で歴史の重みに触れる。一方、書会では計算や理屈を排した野性的な「ジビエ文字」を書かれた作品に衝撃を受ける。新たなヒントを得る。

【11/3】『なばなの里初訪問と15年目のカレンダー校了』 地元の名所を初めて訪れ、花の圧倒的な美しさに感動。15年続く雲峰カレンダー制作では、ハラハラドキドキの校正作業の末に、腹をくくってデータ入稿する。

【12/7】『AI秘書プラウドノートの衝撃と体調管理への反省』 文字起こしAIの導入で業務が劇的に効率化。一方、風邪を自己判断でこじらせた経験から、状況をシンプルにして第三者に相談する大切さを内科医に教わる。

★2025年のキーワード

「時間を置く」 書もビジネスも、一晩寝かせたり時間を置いたりすることで冷静な判断ができる。

「ジビエ文字」 私の造語。計算や理屈からかけ離れた、野生の魅力あふれる筆致のこと。型にハマりつつある自分へのアラートになった。

「好奇心は学びの灯」 言語は、単なる暗記ではなく、文法や構造の違いを「面白い」と思う心を大事にしたい。韓国語の辻野先生からの教え。

「腹をくくる」 カレンダー制作、公募展作品など、最終的な判断を求められる制作者としての決断を多く経験した。

「シンプルにする」 複雑な状況や不安を整理し、問題点の核心を一つずつ解決していく。仕事と健康管理における黄金律。

2025年は、AIという最先端のツールを取り入れつつも、「臨書」や「吟行」といった古典的な学びを深められた実り多い一年でした。

★2026年伊藤雲峰カレンダー「結び」のご案内

>>>  https://itouunpo.com/shop/
壁掛け・卓上ともに税込1,300円(送料込)で現在販売中です。
皆様の日常に、この「雲峰カレンダー」を加えていただければ嬉しい限りです。
※まだ余部はございます。

★書会のお知らせ

下記の書会は、下記ページでも紹介しています。
>>>https://itouunpo.com/shokai/

【名古屋】
・2026年1月18日(日曜日)
『第96回 大島屋書会』(名古屋市西区名駅2-20-30)
第一部:13時30分~15時30分【満席】
第二部:16時~18時 【満席】
参加費:2,500円(当日会場にてお支払いください。)
※書道道具の準備は不要です。ソフトドリンク付き。
>>>https://www.facebook.com/PubArco/posts/3352383241462632

【三重県・桑名市】
・2026年1月10日(土曜日)
『第74回 MuGicafe書会』(三重県桑名市京町42)
時間:13時30分~15時30分 
参加費:2,500円(当日会場にてお支払いください。)
※書道道具の準備は不要です。ソフトドリンク付き。

・2026年1月31日(土曜日) 
『第55回 オンライン書会』(Zoom)
時間:10時~12時
参加費:2,500円(ゆうちょ銀行振込、PayPay)
※筆と墨、半紙や八つ切りもしくは紙と万年筆やペン、鉛筆など、まずはお手持ちのものでご参加ください。

・2026年1月31日(土曜日) 
『第14回 藤丸書院』(リアル+Zoom)
時間:14時~16時
参加費:3,000円(ゆうちょ銀行振込、PayPay)
 ※レギュラー書会参加者の方は割引制度有。
 詳しくは…… https://itouunpo.com/info-kyojyo

★終わりに

今年は、いろんな出来事が交差するように起こり、こうやってまとめてみて、はっと気づくことがたくさんありました。
10大ニュースではまとめられなかったいくつかの大きなことを、さらにまとめてみます。

★個人的な出来事
・万博に2度訪問(5月は静か、10月は混雑)し、異文化に触れた。
・江戸川乱歩関連の読書で新しい発見があり、人物考察の面白さを知った。
・5月に大切な同僚が急逝。その人がされてきた見えない下支えを痛感。

★仕事
・伊勢・鳥羽で経営者の方々と、編集プロダクションとしての未来について議論。
・編集者交流会を東京(約50名)と大阪(約23名)で実施。なんとか終わらせられてホッとする。
・編集講座や研修などで司会進行を行う。
・「隆さん」という同名の社員の方が入社され、会社を大いに盛り立ててくださる。

★自己啓発
・藤丸書会で習ってくださるメンバーがこの一年で大きく昇級された。
・読書時間は減ったが、韓国語学習に熱中し、重要フレーズの暗記で習得が進んだ。

となります。

2025年は、毎日いろんなことに頭を巡らせて日々が過ぎ去っていった一年でした。
緊張したり、焦って悩んだりもしましたが、たくさんの経験ができた素晴らしい一年でした。
皆様はいかがでしたでしょうか。

それでは、みなさま、良いお年をお迎えくださいませ!
伊藤雲峰でした。