《No.101》今日も明るく！

おはようございます。
３連休はいかがお過ごしていらっしゃいますか。伊藤雲峰です。私は、当初予定していた「雪心会書作展」が、新型コロナウイルス感染症回避のため中止になったことを受け、
３日間とも自宅でゆっくり過ごしております。昨日は、奥さんに手伝ってもらいながら、書道部屋の作品整理をしていました。

私は年に４回ほど作品を各種展覧会に出品しています。
そのようなことを２５歳ぐらいから続けているので、８０点ぐらいの作品があることになります。

書作品を公募展に出品するとき、多くの場合は、作り上げた作品を事務局に郵送するところまでで手が離れます。
その後は、事務局が各所に手配を進めてくださって、
展覧会では、貸し額に裏打ち表装した作品を仕立てられたものが陳列される運びとなります。

展覧会が終了すると、額から外された作品が丸められて業者から返送されてきます。
大きい作品が多いので、その作品を家のどこかに飾ることもなく、
丸められたまま私の部屋にしまい込まれることになります。

昨日は、部屋の押し入れスペースをもう少し効果的に使おうということで、
かなり雑にスペースを使っていた丸められた作品群を、整理整頓したのでした。丸め方が甘いもの、下に積まれてひしゃげたものなどいろいろあって、
もう一度すべて外に出して、丁寧に巻いていきました。
おかげで、ずいぶんコンパクトに収まったので、新たな収納スペースが生まれて、すっきりした気持ちになったのでした。作品を丸めているときに、その都度作品を見ることになりました。
いい作品もあれば中途半端でどうにもならない作品があり、
この作品を書いているころは、とにかく藻掻いていたんだな・・・などと
いろんな思い出が去来して、ちょっと感慨深くなりました。

作品を作るときには、いつもいいものを作りたいという思いはあるのですが、
長い目でみると、いい時もあれば、そうでない時もあるなあとしみじみと思いました。

いま、世の中がコロナウイルス禍によるさまざまな影響で、暗い空気が蔓延していますが、
長い目でみれば、そんなときも今までの歴史の中であったわけで、
こういうときこそ、いまできることにいそしみ、
こんな状況で気がついたことを、学びに変換する賢さで、
明るく前向きに乗り越えていきたいなと思った次第です。

今日も名古屋は晴れています。ゆっくり散歩をして春を楽しみたいと思います！

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