急に秋らしくなりました。
今日はとても過ごしやすい一日でしたね。
お元気でしょうか。伊藤雲峰です。
先々週の12日から14日まで、社員旅行で博多と長崎へ行ってまいりました。
2泊3日の旅は、各地の歴史や文化に触れ、新たな発見と感動に満ちた時間でした。
初日に訪れたのは、福岡の太宰府天満宮です。
参道には様々なお店が立ち並び、焼きたての梅ヶ枝餅を味わったり、地元のクラフトビールで喉を潤したりと、散策を楽しみました。
太宰府からホテルへ向かうバスの中では、ガイドさんから「博多には東京などからの転勤者が、街の魅力にはまり、そのまま住み着くことが多い」というお話を聞きました。
夜は活気あふれる屋台街を巡り、豚骨ラーメンに舌鼓を打ちました。
活気あふれる街の雰囲気に触れ、ガイドさんの言葉に深く納得しました。
2日目は長崎へ。
大浦天主堂とグラバー園を訪れ、港町ならではの異国情緒あふれる美しい景色を堪能しました。
曇り空(少し降られました)でしたが、順調に旅を続けることができました。
長崎ちゃんぽんの名店「四海樓」では、ちょうど私が座ったところからよく見えるところに「四海樓」と篆書で書かれた作品があって、書を志す私を歓待してくれているようで感慨深いものがありました。
その後は出島を散策。
鎖国時代に、海外の文化の最先端が集まる特区だったこの場所には、当時の人々の活気や息吹を強く感じ取ることができました。
路面電車が走る街並みや、眼鏡橋を含む風情ある景色も楽しむことができ、旅の情景を切り取って俳句にまとめているうちに、その日の思い出が心に深く刻み込まれました。
夜は稲佐山で卓袱(しっぽく)料理を円卓で味わい、美しい夜景を眺めながらの懇親会。
夜景は、長崎港を縁取る光が美しく、所々に電光のハートマークを見つけることができ、この町の人たちの遊び心に心を動かされました。
最終日は、浦上天主堂や平和祈念公園、長崎原爆資料館を巡り、歴史の重みに触れました。
特に、被爆しながらも子どもを抱えて執筆に励んだ永井隆博士の、命の尊さを語る手記に心を打たれました。
その後、軍艦島を訪れました。
この島はかつて、石炭採掘で栄え、最盛期には5,000人もの人々が暮らしていたそうです。
しかし、石炭から石油へとエネルギーの主役が移り変わるとともに、閉鎖されました。
時代の流れに取り残され、今は無人島となった島の姿は、どこか切なくもありました。
それでも当日は晴天に恵まれ、海の景色と島のコントラストが美しく、その光景を心に焼き付けました。
今回の旅は、バスガイドさんの素晴らしい案内のもと、博多と長崎の歴史・文化・芸能を肌で感じることができました。
異文化が混ざり合う地域で、たくさんの人々の営みや歴史、そして時代の変化を垣間見ることができ、大変貴重な経験となりました。
★書会のお知らせ★
下記の書会は、下記ページでも紹介しています。
>>>https://itouunpo.com/syokai/
【名古屋】
・2025年10月26日(日曜日)
『第93回 大島屋書会』(名古屋市西区名駅2-20-30)
第一部:13時30分~15時30分【満席】
第二部:16時~18時 【満席】
参加費:2,500円(当日会場にてお支払いください。)
※書道道具の準備は不要です。ソフトドリンク付き。
>>>https://www.facebook.com/PubArco/posts/3352383241462632
【三重県・桑名市】
・2025年10月11日(土曜日)
『第72回 MuGicafe書会』(三重県桑名市京町42)
時間:13時30分~15時30分
参加費:2,500円(当日会場にてお支払いください。)
※書道道具の準備は不要です。ソフトドリンク付き。
・2025年9月27日(土曜日)
『第51回 オンライン書会』(Zoom)
時間:10時~12時
参加費:2,500円(ゆうちょ銀行振込、PayPay)
※筆と墨、半紙や八つ切りもしくは、紙と万年筆やペン、鉛筆など、まずはお手持ちのものでご参加ください。
・2025年9月27日(土曜日)
『第10回 藤丸書院』(リアル+Zoom)
時間:14時~16時
参加費:3,000円(ゆうちょ銀行振込、PayPay)
※レギュラー書会参加者の方は割引制度有。
詳しくは…… https://itouunpo.com/info-kyojyo#kaijyo
★終わりに
書会では毎回、参加者それぞれの個性あふれる作品が生まれます。
先日の、21日の書会で、ある参加者の方の作品を見て、思わず「ジビエ文字」と名付けてしまいました。
その作品は、計算や理屈からかけ離れた、野生的な魅力にあふれていました。
線はゆらゆらと揺れ、どことなくアンバランスなところがあり、突っ込みを入れたくなるところもある。
しかし、そのアンバランスさがかえって力強く、自由な筆遣いとなって、見る者の心を捉えるのです。
「きれいに見せよう」という意識が全くなく、「こう書くんだ!」という情熱と、筆が勝手に動き出すような偶然が重なり合って生まれたジビエ文字。
そこには、作り手の素直な感性がそのまま宿っていました。
思わず「素晴らしい!」「この作品は大事にしてほしい」と伝えた私ですが、もしかしたら、型にはまった作品ばかりを追い求めていた自分に、喝を入れてくれたのかもしれません。
これからの雲峰作品の制作上のヒントとさせていただきたいと思います。
気温が急に下がってしまったので、体調には十分気をつけてくださいね。
伊藤雲峰でした。