《No.122》くら寿司のファンになりました!

連日の雨で、地盤が緩み、土砂災害や河川の氾濫などで、被災されていませんでしょうか。
想像するだけでつらくなりますが、自分のできる、防災グッズの整理と避難場所の再確認を今一度行いました。

お元気でしょうか。伊藤雲峰です。

お盆も終わり、だんだん空が秋らしくなってきましたね。
この時期は、展覧会の作品準備や雲峰カレンダーの各種準備で、忙しいの日々となっています。

近頃、こういった活動が、毎年の決まり事として、作業のようになってしまっていることに反省しています。
成績や結果を求めるあまり、やり方を変えようとしない自分自身に対する問題提起です。

生前今井凌雪先生に、
「一度賞をとった作品だからといって、ずっとその作品をなぞるような制作をしていたら、堕落の道を進むことになりますよ」
と言われたことを覚えています。

視野が狭くなると、目先の結果や成績に目がいきがちです。

そうならないように、書を志す人間として、目標に向かって修練することを忘れないようにしたいと考えています。
展覧会でいえば、結果の合否だけが目的になると、精神的につらくなるので、
・自分の表現の幅を広げる機会
・新しい表現方法を模索する機会
・今までの表現方法への振り返りの機会
・自分の強みは何かを考え、それを引き立たせる作品を考える機会
・道具の選択に誤りがなかったかを振り返る機会
今までやったことのない表現に自分の得意なことを掛け合わせて創出する機会
などと、これでもまだ抽象的ですが、さらに細かく具体的な目標を設定して、自分の磨きをかける機会にしようと考えています。

展覧会活動もうまく活用すれば、こんなにありがたい装置はありません。

実業家が口をそろえて言うのは、

人が成長したり自信を身につけたいと思う時には、≪そうせざるを得ない状況に身を置くこと≫だと言われます。

私は、仕事をしながら展覧会活動、書会の開催などで、自分が書に打ち込む時間を作っています。
努力や精神論で、何かを続けることは不可能です。

やらざるを得ない状況に身を置くと、必死になって突っ走り、気が付けば昨日の自分を追い越していたなんてこともあったりします。

話が少しずれてしまいましたが、結果を追うことに疲れた時には、自分が追いかける別の目標をたくさん作り、
書の展覧会や俳句の提出期限、こういったメルマガの執筆期限などを設けて、自分を奮い立てていきたいと思っているところです。

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★書会のご案内★

【三重県・桑名市】
・2021年9月11日(土曜日)
『第24回 MuGicafe書会』(三重県桑名市京町42)
時間:14時30分~16時30分
参加費:2,500円(書道道具の準備は不要です。ソフトドリンク付き)

【名古屋】
・2021年9月19日(日曜日)
『第47回 Pub Arco 書会』(名古屋市西区名駅2-20-30)
第一部:13時30分~15時30分
第二部:16時~18時
参加費:2,500円(書道道具の準備は不要です。ソフトドリンク付き)
>>>https://www.facebook.com/PubArco/posts/3352383241462632

※コロナウイルス感染予防の観点から,急遽中止になることがございます。その際は,ご理解いただきますよう,お願い申し上げます。
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◎終わりに◎

昨日の午前11時半ごろ、二度目のワクチン接種が終わりました。
副反応が気になるところですが、いまのところ左腕がうまく上がらないのと、若干体温が上がっている程度で落ち着いています。

昨日は、接種後、くら寿司へ奥さんと出向き、昼食を一緒にとりました。
くら寿司のいろんなサービスにとても驚き、そして勉強になりました。

まず、入口のタッチパネルに人数(大人と子供)を押すと、座席番号が記載されたプリントが出てきます。
それをもって、座席に進むと、タッチパネルで注文ができます。
別の回転ずし店は、タッチパネルの感度が悪すぎたのですが、くら寿司のは感度が良くてノンストレスでした。
回転コーナーにはいつもお寿司がやってきます。おいしそうなものを取るシステムは従来からのものです。
しかし、そこに工夫があるのです。
ネタの上のふたにバーコードがあって、そのバーコードが回転レールの回数を検知し、
売れ残って、ずっと回り続けているネタは、機械が判断して回転レールから除外されます。

常に新しいネタのお寿司を楽しめるしくみになっています。

食べ終えたお寿司の皿は、返却コーナーに入れることができ、
5枚返却すると、子どもが喜ぶ≪ガチャポン(丸いプラスチックの容器に小さなおもちゃが入っている)≫がもらえるゲームが始まります。
ゲームといっても、機械がお皿5枚を察知したら、ゲームが開始し、結果(当たり・はずれ)が画面上に表示されるというものですが、
これは、子どもは喜ぶだろうなと思いました。
ゲームをしたい子どもは5枚になるまで食べ続けたくなりますね!)このように、機械でシステム化され、ホール担当の店員はトラブルが起こった時や、客側からの問い合わせに答えることに集中していました。

システムがお客さんを効率的に導いているのですが、そのしくみが≪お客さんが喜ぶこと≫に立脚して、考え出されたものでした。
お寿司を食べながら、サービスに感動することができたので、またこのお店に行きたいと思いました。表現であれ、サービスであれ、受け手が「すごい!」と思わせることが大事なんですよね!
みなさんの感じられた「すごい!」体験がありましたら、教えていただけますと嬉しいです(*^_^*)

コロナウイルスの新種が猛威を振るっているようです。どうぞ、ご自愛なさってください。
それでは、よい休日をお過ごしになってください。

伊藤雲峰でした。