2週間前、「緊急事態宣言がさらに延長して、なかなか先の見えない日々が続きますね。」と書きだす予定でしたが、
送ろうとした矢先、いろんなことが重なり、送れずにおり失礼しました。
世の中の新型コロナ蔓延状況は、ずいぶん収まってきたようで、すこしほっとしております。

お元気でいらっしゃいますか。伊藤雲峰です。

9月は、自分にとっては、山あり谷ありのひと月です。

勝手に「苦月」と言っています。
こんな時に大事にしているのは、自分の課題を自分で考える癖をつけるということです。
ちょうど日展の作品制作を行っていましたが、日々「課題・問題点のあぶり出し→解決する」ということを繰り返しました。

私の場合、煮詰まってくると、やみくもに筆を走らせてしまう癖があるので、いったん立ち止まって深呼吸をするようにしています。
他方で、毎回1~2枚しか書かないとリズムにのれず、中途半端なまま時間が過ぎてしまうという弊害もあります。

このあたりのバランスはいつも悩まされますが、苦しくなったら思い切って自分のやりたいようにやってみます。
そして、一晩寝て次の日にじっくり考えるようにしています。

制作上のコツはいまだに見つけられていません。
時間をかければ必ず良い作品ができるわけでもないですし、

だからといって、思いつきの作品にぴかっと光るものが生まれるのかと言われると疑わしいものがあります。

自分なりの結論は、「とにかくいろいろやってみる」だけかなと思っています。

新しい作品の方向性に踏み切ると、うまくいかないことの方が多いのですが、
一つ一つわかりやすい問題点を見つけ出し、それを解決していけるという面白さがあります。

自分が長年突き詰めたテーマにのめり込むことも大事ですが、
私の場合はどこかで飽きっぽいところがあるので、
経験値の少ないテーマを次々に挑戦して、自分の強みにプラスすることが、自分には合っていることに気づかされました。
自分の理解が及んでいない、整理されていない世界に飛び込むと、
ふと振り返ったとき、いったい自分は何をしてきたんだろうと、頭の中が真っ白なことに驚くのですが、
それはひょっとすると、夢中になっていたということなのかもしれません。
しばらくして、具体的に振り返ってみると、いろんなことが芋づる式に思い出されて、問題点が見えてきます。
自分が自分を診察して、治療しているような感覚になり、少し楽しくなりますね。
まだ、多少気力と体力があるので、新しいことにチャレンジして自分の幅を広げていきたいと思う雲峰なのでした。
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★書会のご案内★

【三重県・桑名市】
・2021年10月9日(土曜日)
『第25回 MuGicafe書会』(三重県桑名市京町42)
時間:14時30分~16時30分
参加費:2,500円(書道道具の準備は不要です。ソフトドリンク付き)

【名古屋】
・2021年10月17日(日曜日)
『第48回 Pub Arco 書会』(名古屋市西区名駅2-20-30)
第一部:13時30分~15時30分
第二部:16時~18時
参加費:2,500円(書道道具の準備は不要です。ソフトドリンク付き)
>>>https://www.facebook.com/PubArco/posts/3352383241462632

※コロナウイルス感染予防の観点から,急遽中止になることがございます。その際は,ご理解いただきますよう,お願い申し上げます。
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◎終わりに◎

先日の中秋の名月は、名古屋方面は雨雲に覆われていて、見ることが出来ませんでした。
今日は、満月ではないかもしれませんが、天気がいいので、きれいなお月さんが見られるかもしれませんね。
中秋の名月の日、奥さんは地元の和菓子屋さんで芋の形をしたお月見団子を買ってきてくれました。
すすきと竜胆とぽんぽん菊を花瓶に活けて、部屋の中が風情満載となりました。
できれば、自宅のベランダでランタンを灯し、花瓶に生けられた草花を眺めながら満月を楽しみたいね、と言っていたのですが、
かないませんでした。
今日の夜、もしお月さまが見えるようなら、ベランダでお月見を楽しみたいなと思っています。
強力な蚊取り線香も準備してくれたので、蚊に刺されることもないでしょう。
とても良い季節ですね。
身近にある秋を堪能して、すてきな休日をお過ごしくださいませ!
伊藤雲峰でした。