《No.145》司馬遼太郎の短編小説を読んで背筋を伸ばしています!

ゴールデンウイークに入りましたね。いかがお過ごしでしょうか。

私は、連休中には、読書を楽しみたいと思います。

読書をしているときは、豊かな世界に浸れるので、今からワクワクしています。
ちかごろは、司馬遼太郎の短編小説を読んでいます。
20代のころには、彼の長編小説をよく読んでいましたが、20年たって、彼の短編小説に興味を抱くようになりました。
心境の変化でしょうか。『馬上少年過ぐ』という短編集には、伊達政宗を主役に据えた短編以外に、

戦国時代の市井の人、医者、草莽の志士、坂本竜馬の周辺など、
いろんな時代・立場・世界の人たちに触れることができ、自分の世界が広がっていくようです。

(単純に、知らないことを知ることができて、うれしいのです!)

長編小説は、その主役に惚れ込んでその人と長く過ごすことに醍醐味を覚えます
短編小説は、エッセンスがまとめられていて、こぎみよい世界に立ち会うことができます。

(日々出会うことのない人達に、小説の世界で出会えることがなによりもうれしいのです!)

司馬遼太郎さんの文章は、リズム感と明るさがあります。
その文体で、主人公にまつわる余談、周辺人物の後年にわたるエピソードまで語られます。

司馬さんの人たらしの視点が、文体と響き合っているように思います。

ふと自分のことを考えるのですが・・・

私もお会いした人のエピソードを多く記憶していることを、周りの方から教えていただきました。
自分はそんなつもりはなかったのですが、関わる人の《人となり・おかれている状況・その人が考える世界観》などに興味を持ってしまい、
教わったことをエピソードやストーリーとして記憶しているようです。無意識ながら。ときどき、久しぶりにあった人と会話をしていて、その相手のことを結構細かく記憶していることに気がついて、
自分でも「なぜそうなったのかな?」と思ったのですが、

ひょっとすると、若い頃に読んだ司馬遼太郎の世界に影響されていたのかもしれないと思いました。

ゴールデンウイークの前半は雨の日が多いと聞いております。
お出かけ先で、ご自宅で、ちょっとした読書を楽しんでみるのはいかがでしょうか。

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★書会のお知らせ★
【三重県・桑名市】
・2023年5月20日(土曜日)※今回イレギュラーです。
『第45回 MuGicafe書会』(三重県桑名市京町42)
時間:13時30分~15時30分
参加費:2,500円(当日会場にてお支払いください。)
※書道道具の準備は不要です。ソフトドリンク付き。

【名古屋】
・2023年5月21日(日曜日)
『第67回 大島屋(Pub Arco) 書会』(名古屋市西区名駅2-20-30)
第一部:13時30分~15時30分
第二部:16時~18時
参加費:2,500円(当日会場にてお支払いください。)
※書道道具の準備は不要です。ソフトドリンク付き。
>>>https://www.facebook.com/PubArco/posts/3352383241462632

【オンライン】
・2023年5月27日(土)
『第25回 オンライン書会』(Zoom)
時間:20時00分~22時00分
参加費:2,500円(ゆうちょ銀行振込、PayPay)
※筆と墨、半紙や八つ切りもしくは、紙と万年筆やペン、鉛筆など、まずはお手持ちのものでご参加ください。
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★終わりに★
なにげない会話のなかで、自分はほんとうに人の話を聞くことができているのだろうか、と反省してしまうことしきりです。

相手がどんなことを話すのかを、聞きつつ大体のところで予想してわかったような態度で、受け答えしがちです。
しかし、相手が最後まで話していることを聞き及ばない限り、確認できていない部分があるのでは、と近頃気づきました。学生の頃に取り組んだテストの場合、書かれていることをしっかり理解して、その設問に解答しました。
クライアントとの仕事のやりとりでも、文面に書かれていることを理解して、相手が求めていることに回答することを心掛けています。

しかし、日々のやりとりで、なんとなく口頭でやりとりをする場合、特に何かを約束したり、決め事を両者でしたりするとき、
わかったような空気だけで時間が過ぎ去っていくようなことが、私にはよくあることに気づき、大いに反省しました。

何気ない雑談や、休みの日の会話であれば、そんな緊張感はいらないのですが、
日々、いろんなことを決めたり推し進めようとする場合、何気ない雑談のようにしないようにしなければ、と思いました。

なんだか、私のザンゲ話みたいになってしまいましたが、素敵な休日をお過ごしくださいませ。

伊藤雲峰でした。