7月7日です。七夕は灼熱の一日となりそうです。
お元気でいらっしゃいますでしょうか。

この3週間は、手術台に毎日乗せられているような日々でした。
(出勤したと思ったら、帰る時間になっていたようだということのたとえです。わかりづらいですよね(*^_^*))

仕事のこと、書のこと、俳句のことなどで、押し寄せてくる波に向き合ってきました。
私はこれらを「やる」と決めたので、できなかったらどうしよう・・・とか、自分の限界を超えていて怖い・・・等とは考えないようにしています。

ずっといろんな波に向き合ってきて自分なりに解釈したのは、≪受け止められない波は寄せてこない≫ということです。
できないことは降りかかってこないんだから、「やっちゃえばいいじゃん」という発想です。

過去に「自分はなんでこんなことしてるんだろう?」と思うことをたくさんしてきましたが、それが後になって、活きていますね。

人がやりそうなこと、言いそうなことだけを追いかけて生きていると、その他大勢の枠の中に収まってしまって、楽しくないです。
そんなときに俳句と書が融合するというのは、新たな自分の漂流地を見つけられそうで、ワクワクしております。
ある著名な俳人と話す機会があって言われた、≪俳句と書というとりあわせで続ける、それだけで絶対自分の居場所をつくれますよ≫という言葉を思い出します。

ちかごろは、韓国語の勉強を楽しんでます。
楽しむと言っても話せるところまではいっていませんが、とにかく単語を読んで頭の中で文章を作って声に出してみるということの繰り返しを、日常に取り入れています。
ハングル文字も、だいぶ読めるようになってきました。
俳句と書のなかに、韓国という要素を入れたら、どんな化学反応が生まれてくるのでしょうか。

こんな風な生き方をしてくると、想像すらしなかった場所に連れ出された感覚があります。
(10年前の自分が今を見たらどんな風に思うのかな? と考えると、クスっと笑えます。)

日々舞い込んでくる想定外の出来事を、ひたすら淡々と受け止めて、対応することに集中する。
これが、私のミッション・使命です。
(いま、雲峰カレンダーを作っていますが、タイトルは「命」です。)

いろんなことが舞い込んでくる時節柄に、「読売書法展」と「雪心会展」の作品を仕上げました。
ある程度早めに素案を作っておいたので、ほぼ同時に制作した二つの作品は、ある程度スムーズにできました。

読売書法展は、9月ごろに名古屋で展示予定です。
雪心会展は、8月1日(木)~8月5日(月)まで、東京の上野の森美術館にて開催されます。
よろしければ、一番暑いころですが、上野の森美術館までお越しいただけますと嬉しい限りです。

雲峰は、清代の張景崧の漢詩を、2尺×8尺の紙に3行で書きました。
漢代の木簡の雰囲気を出して作品にし、出品しました。
(私は、3日(土)4日(日)5日(月)に会場におります。)

作品の解説などができますと幸いです。
会場でお会いできるのを楽しみにしております!

暑い時節柄ですが、熱中症などにならないようお気を付けくださいませ。

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★第58回雪心会書作展★
・会期:2024年8月1日(木)~5日(月)
・時間:午前10時~午後5時 ※最終日は午後3時まで
・会場:上野の森美術館 東京 上野公園内(電話03-3833-4191)
・特別展示:今井凌雪〈珠玉の小品展〉
・入場料:おひとり500円(受付で、伊藤雲峰の知り合いと言っていただけると、無料になるかもしれません)

★書会のお知らせ★
下記の書会は、下記ページでも紹介しています。
>>>https://itouunpo.com/syokai/

【名古屋】
・2024年7月15日(月曜日・祝日)
『第80回 大島屋(Pub Arco) 書会』(名古屋市西区名駅2-20-30)
第一部:13時30分~15時30分
第二部:16時~18時
参加費:2,500円(当日会場にてお支払いください。)
※書道道具の準備は不要です。ソフトドリンク付き。
>>>https://www.facebook.com/PubArco/posts/3352383241462632

【三重県・桑名市】
・2024年7月13日(土曜日)
『第59回 MuGicafe書会』(三重県桑名市京町42)
時間:13時30分~15時30分 
参加費:2,500円(当日会場にてお支払いください。)
※書道道具の準備は不要です。ソフトドリンク付き。

・2024年7月20日(土曜) 
『第38回 オンライン書会』(Zoom)
時間:10時~12時 
参加費:2,500円(ゆうちょ銀行振込、PayPay)
※筆と墨、半紙や八つ切りもしくは、紙と万年筆やペン、鉛筆など、まずはお手持ちのものでご参加ください。

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★終わりに★
仕事柄、出張が多く、行く先々で晩は会食するのですが、その時に向き合う人とのお酒を交えてのコミュニケーションが楽しいですね。
それも元気の源かもしれません。

会話で気をつけているのは、自分に興味のないこと(正確にはその時点で興味がなかったこと)でも、興味を持って会話を楽しむことです。
そのためには、相手に興味関心をもって積極的に質問を投げかけることです。

相手の立場で考えると、こちらが興味を持っているかどうかは、どんな質問をしてくるかで分かると思います。
相手が、この人は自分の話を興味深く聞いてくれていると思ったら、さらに楽しい話を聞かせてくれ、会食自体が後になっても記憶に残るものになります。

先日、ある会社の編集者の方と初めて食事をしましたが、その方は魚釣りが大好きで、平日でも釣りに行けるなら行きたいぐらいの熱狂具合です。
その方は、その会社の要となる方だと思ったので、ちょっとびっくりしました。

その方が言った一言が面白かったです。
「釣りをするために仕事をしている。釣りをするためにどれだけ仕事の手をぬけるかばかり考えている」とのこと。

プライベート優先で、仕事がおろそかになっている人の発言だったら説得力はないのですが、この方は、釣りに興じるだけでなく、多方面で活躍されている方です。
時間の使い方をものすごく吟味しているのだなと思ったのです。

「手を抜くため」とは、「やらなくていいことの時間をどうカットするか」「部下や別の人にどう任せるか」ということになるのでしょう。

と、こんな風に会食のたび、リーダー論、マネージメントの在り方を学べることも私の楽しみとなっています。

6月は、東京に4往復、大阪に2往復しました。
自分でもよくやったなあと思います。

多分、自分は寝ることが得意なので、いつも元気でいられるのだと感謝しております。

あと、奥さんに「あなたは言われたことにすぐくよくよするけど、すぐに忘れて寝れるところと、打たれ強いところが、強みだよね」と言われます。
確かにそうかもしれません。
くよくよしたことは、奥さんに話を聞いてもらって、自分の受け止め方が「ちょっとずれているよ」と指摘してもらって、自分のなかで気分を保っています。

よく食べ、よく寝て、身体が程よく疲れるまで一生懸命働く。
この繰り返しかもしれませんね。

最終的には、健康管理こそが重要になるので、飲みすぎ食べすぎに気を付け、適度な運動を心掛けます。

それでは、猛暑の一日となりそうですが、お元気にお過ごしください。

伊藤雲峰でした。