こんばんは。今年もあと少しとなりましたね。伊藤雲峰です。

今年一年を振り返ると、コロナが収まり行動範囲が広がったことで、雲峰はいろんなところに出向きたくさんの方と再会できた一年でした。

サラリーマンとして外回り担当をしている雲峰は、12月は東京に3回、大阪・京都に1回出向きました。
年末のご挨拶で訪問できたのは、本当に久しぶりだったので、体調を崩してしまわないか心配でしたが、お会いする皆さんからパワーをいただき、元気に走り抜けることができました。

沢山の皆さんにお会いして思うのは、お会いすると感謝の気持ちが沸き上がってくるということです。

メールやZOOMなどのオンラインツールでも、お会いした方への感謝の気持ちは沸き上がってきますが、やはりその高まり具合は違いますね。

沸き上がる感謝の気持ちを、目の前のお相手の方に「ありがとうございます」と伝えられることって、尊いことだと改めて思いました。

そういえば、11月上旬に、雲峰のカレンダーをいつも印刷してくださっているソウル文化社さん(韓国)に出向いた時のことを思い出しました。

ソウル文化社さんとは、もう10年ほどのお付き合いとなります。
印刷会社の集まる地区「乙支路3街(ウルジロサンガ)」を歩いていた時、何社か目にする印刷会社に相談したうちで一番親切な会社さんだったことを思い出します。
私は韓国語を話せませんが、もう一人の同行の方が社長の言葉を通訳してくださって、
「私は情を大事にします」と言われ、「よし、この方にお願いしよう」と思いました。

いまでは、私のカレンダーを良い形で印刷してくださる恩人です。

久しぶりにその社長にお会いでき、息子さんも一緒にいらっしゃって、ソウル文化社近くのサムゲタン専門店をご案内いただきました。
朝鮮人参の入った食前酒をいただき、栄養価の高い食材を詰め込んだ鶏肉は、ボリューミーで食べごたえがありました。
昼食後、息子さんに、会社近くのめちゃくちゃおしゃれなカフェに連れて行っていただいて、いろんなケーキを注文しました。
日本で見たことのないケーキだったので、テンションが高まり続けました。

息子さんは、みんなのテンションが上がっているのに、あまり食べずに、日本人である私たちのためにできることを一生懸命しようと、積極的に歓待してくださいました。
その姿にとても感動しました。

その彼は、日本語をあまり話せず、私も韓国語を話せず、
でも、お互いに相手の言葉を勉強しているという共通点もあって、
言葉は通じにくいですが、なんとかお互いにわかり合おうと努力し合うのでした。

その成果もあって、カレンダーはこちらの期待する以上のモノを作ってくださり、発送の状況も、私が不安になる前に逐一報告してくださるのでした。
もう二か月も前の話ですが、ソウル文化社の社長さんや息子さんに直接お会いできたので、感謝の気持ちが今まで以上に沸き上がってくるのでした。

書道、俳句、韓国語、編集稼業、どれも私にとって大切な居場所を作ってくれます。
その中でお世話になったみなさんにお会いして、コロナ期間では考えられない感謝の気持ちを抱くことのできた一年でした。
来年も、皆様とリアルでお会いして、いろんなお話をゆっくりできればと思います!

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★第10回 日展名古屋展 会場当番日時
・1月24日(水)14時~18時
・2月4日(日)14時~18時
※上記二日のどこかで、皆様とお会いできますと嬉しい限りです。
▼日展名古屋展の詳細
https://hicbc.com/event/nitten/

★書会のお知らせ★
★リアル書会
【名古屋】
・2024年1月28日(日曜日)※第4週日曜日です
『第74回 大島屋(Pub Arco) 書会』(名古屋市西区名駅2-20-30)
第一部:13時30分~15時30分
第二部:16時~18時
参加費:2,500円(当日会場にてお支払いください。)
※書道道具の準備は不要です。ソフトドリンク付き。
>>>https://www.facebook.com/PubArco/posts/3352383241462632

【三重県・桑名市】
・2024年1月13日(土曜日)
『第53回 MuGicafe書会』(三重県桑名市京町42)
時間:13時30分~15時30分 
参加費:2,500円(当日会場にてお支払いください。)
※書道道具の準備は不要です。ソフトドリンク付き。

【オンライン】
・2024年1月27日(土曜) 
『第32回 オンライン書会』(Zoom)
時間:10時30分~12時30分 ※いつもと時間が異なります。
参加費:2,500円(ゆうちょ銀行振込、PayPay)
※筆と墨、半紙や八つ切りもしくは、紙と万年筆やペン、鉛筆など、まずはお手持ちのものでご参加ください。
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★終わりに★
2023年は、ギタリストの山本哲也さんにもたいへんお世話になりました。

2月に桑名のギャラリー寺町さんで行った「二人展」で、ライブペインティングをした時にお世話になりました。
私が揮毫するとき、後ろで素敵なギターを弾いてくださったこともあり、ゆったりとした筆遣いで作品を書くことができました。
事前に準備したものより、即興で書いたものの方がうまくいきましたが(^^)

その後、山本哲也さんからお話をいただいて、11月の哲也さんのライブでご一緒させていただく光栄に恵まれました。
2時間弱のライブになかで、どう私の役割を構成したものか、私には想像がつきませんでしたが、
周りの皆さんのアイデアと根回し、事前のご準備によって、今までに経験したことのない素晴らしいライブが実現するのでした。

私が日ごろ書制作をしている風景を、スマホで録画しておいて、それを家内が当日皆さんに見ていただけるように編集していきました。
その動画を、その日のために特別に設定したスクリーンに映し出しながら、哲也さんのギターを聞くというもので、

演者も観客も経験したことのない会だったので、いつもより緊張した空気感で始まりました。

次第に、哲也さんの軽妙なトークで場の空気は柔らかくなり、私の制作風景も、演奏されている空間になじんでいきました。
1時間ほどの私の制作風景動画が終わったところで、哲也さんの演奏も程良く終了。

最後に、観客の皆さんが見られるところで、毛氈を引いて、全紙サイズの大きな紙を広げて、「随喜功徳(ずいきくどく)」という4字を篆書で書きました。

哲也さんのギターの音色を聞きながら筆を運びます。
リハーサルでは、うまく書けなかった作品でしたが、哲也さんのギターの音色が助けてくれたのか、とてもリラックスして書き切ることができました。
今思い出すと、哲也さんがどんな曲を奏でてくれていたか全く覚えていませんでした。

集中していたのですね。

終演後、書き上げた作品をバックに哲也さんと一緒に映った写真は、私の宝物です。

2023年は、いろんな場所に出向き、皆さんと今までやったことのないことを経験できた刺激的な一年でした。
2024年も、健康に留意して、自分の持ち味を生かして、皆さんと人生を謳歌できればと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。

それでは、みなさま、良いお年をお迎えください。
伊藤雲峰でした。