《No.143》二人展「渡し舟」開催してよかったです!

二月は、あっという間に過ぎ去っていきました。

家の近くの梅がきれいに咲いております。
いかがお過ごしでしょうか。伊藤です。
2月は、桑名のギャラリー寺町さんにて、林一歩氏との二人展を行い、無事終了することができました。
終了後もいろんなことがせわしなく動いていていたので遅くなりましたが、振り返ってみたいと思います。
昨年は写真とのコラボったので、リアル作品での合作はありませんでしたが、
水墨画と書を調和させたリアル作品、「タイトル:梅花」ができました。
裏打ちして軸装したものを展示できたのは何よりでした。
今回のタイトルは「渡し舟」でした。
≪墨≫という道具が書と水墨画を渡す手段であるということと、
開催地である桑名が、渡し舟の停留場所≪七里の渡し≫のある土地ということで、このタイトルとしました。
私は、書けの作品展よりも、ほかの分野の方との融合を模索することにやりがいを感じております。
会期中の土曜日に、書と水墨画のライブペインティングというイベントを行いました。
ギタリストの山本哲也さんの演奏のなかで、まずは全紙に書を書き、その後水墨画を描くというもの。
本番では、二作品を作りましたが、最初の一作は、事前に準備をしたのがかえって良くなかったのか、かたい表現になりましたが、
もう一作、即興で行った方はリラックスして書くことができました。
全部で45分のイベントをどういう風に進めるのか、はっきりしないまま流れに身を任せるように進行しました。
一歩氏、哲也氏それぞれの呼吸が自分の呼吸とも合って、心地よい時間となりました。
正直なところ、どうなるかぎりぎりまで気がかりでしたが、やってみたらとても有意義な時間となり、
このイベントをやって本当に良かったなと思いました。
一方で、イベントをするには、いろいろな皆さんとの連携が必要となります。
私が思いを巡らすことができないところを家内にサポートしてもらいました。
今回の二人展は、関わる皆さんとのチームワークがものを言った展覧会であったと思っています。
会期中、たくさんの方にご来場いたきました。
雨が降る日曜日もたくさんの方が来られ、丁寧に鑑賞していたき、いろんなご質問をいたきました。
ありがたかったです。
今回の展覧会を一つの糧とし、日々、墨で筆を遊ばすことを楽しみながら、精進してまいりたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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★書会のお知らせ★
【三重県・桑名市】
・2023年3月11日(土曜日)
『第43回 MuGicafe書会』(三重県桑名市京町42)
時間:13時30分~15時30分 ※時間が変更しました!
参加費:2,500円(当日会場にてお支払いくさい。)
※書道道具の準備は不要です。ソフトドリンク付き。

【名古屋】
・2023年3月19日(日曜日)
『第65回 大島屋(Pub Arco) 書会』(名古屋市西区名駅2-20-30)
第一部:13時30分~15時30分
第二部:16時~18時
参加費:2,500円(当日会場にてお支払いくさい。)
※書道道具の準備は不要です。ソフトドリンク付き。
>>>https://www.facebook.com/PubArco/posts/3352383241462632

【オンライン】
・2023年3月18日(土)
『第23回 オンライン書会』(Zoom)
時間:20時00分~22時00分
参加費:2,500円(ゆうちょ銀行振込、PayPay)
※筆と墨、半紙や八つ切りもしくは、紙と万年筆やペン、鉛筆など、まずはお手持ちのものでご参加くさい。
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★終わりに★

二人展が終わってみて思ったのは、「愉しいことは後からついてくる」でした。
準備までの道のりは、各所への連絡・段取り、各種資料の準備、作品の準備など、なかなか気が休まることがなかったのですが、
会期に入って、流れに身を任せるように時間が過ぎていくと、本当にいろんな出会いがあって愉しく感じました。
一番の思い出は、懐かしい方との出会いでした。
中学2年の担任の先生に、かれこれ30年以上ぶりに再会しました。
また、大学時代の指導教授の先生や大学の書道部の友人、一番最初に勤めた職場の上司との再会も忘れられません。
みなさん、桑名から遠いところにお住まいのはずなのに、わざわざ雨の中お越しいたいたことに感激しました。
書を通じて、こんな素晴らしい再会ができるのと思うと、ずっと書を続けてきて本当に良かったと思います。
2月は私の誕生月ということもあり、なんかそわそわする月ですが、こんな素晴らしい出会いのあった今年の2月は、
今後の人生でも忘れられないのではと思っています。
それでは、3月一番最初の日曜日、有意義な一日となりますように!
伊藤でした。