6月も終わろうとしております。
すっかり蒸し暑くなりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

先週は、書会を3か所でさせていただきました。
そのうちの2か所は、定期開催をしているところです。コロナの影響で、3か月ぶりの開催となりました。
もう1か所は、常滑市大野町という海の見える町での、初めての書会でした。

「書会」は、3年半ほどまえに、Pub Arcoさんでさせていただくようになったのがきっかけです。
マスターの野村さんと意気投合して、「まずはやってみましょう」ということであまり深く考えずに、篆書を楽しむ会を実施しました。

最初のうちは、準備するもの、話す内容、会の進行など、わからないことだらけで、うまくいかないことがたくさんありました。
もともと話をすることが得意ではない私は、しゃべっているうちに何をしゃべっているのかわからなくなって、パニックになることもありました。

会を一年ほど実施するうちに、だんだん身体が自然に動くようになって、一つの形になってきました。
そんなところで、中日新聞さんが取材に来てくださって、取り上げられたことがきっかけで、いろんな方が参加されるようになりました。

次第に、別の会場で「書会」をさせていただくお話をいただくようになり・・・
そういうご縁を紡ぎながら3年半続けてきました。

3年半も続けられているのは、ひとえに参加していただける皆さんのおかげだと思っております。
ほんとうにありがとうございます。

昨日は「コロナ退散 篆書に願い」というタイトルで、先週水曜日の「Vio書会」を中日新聞市民版に取り上げていただきました。
また、昨日は、常滑市大野町の「カフェフラン」さんに出向いて、お話をくださったミナさんの進行のもと、楽しいご縁を頂戴することができました。

ミナさんが「(篆書を通じて)自分の作品をいとおしむことができるようになった」と言ってくださり、とてもうれしくなりました。
篆書の技術をみがくことも大切だけれど、篆書を通じて「自分をいとおしむ」ことができるなんて、なんてすてきなんだろうと思いました。

3年前は、篆書の筆づかいを≪技術として≫お伝えする場のつもりで開催していた「書会」。
会を重ねていくうちに、「大人になって自分をいとおしむ場」であるのが書会だったと気づかされています。

参加者一人一人の「物語」を、自分自身の手でめくってゆく手ごたえを得られる会にしてまいりたいと思っております。
これからも、みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

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【大募集!】「お家で書会セット」やっていま~す! ぜひご参加ください。
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※リアル書会ができないことから生まれた企画です。
※どの地域の方にもご参加できる「お家で書会」で、《篆書の輪》を大きくしたいです!
※1対1だったらできそうという方、大歓迎! 雲峰は褒め上手なので、安心・安全です。
※過去の書会のレジメを取り揃えています。参加されなかった回の作品を書いてみたい方、是非!
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★伊藤雲峰公式ホームページをご覧ください(^.^)/~~~
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自粛期間がひと段落つき、日常生活に戻りつつあります。

雲峰はいつもですと、読売展や雪心会選抜展の作品制作でてんやわんやですが、

今年は中止ということで、すこしゆっくりさせていただいています。

まさか、こんな骨休めの時間がくるとは思いませんでしたが、この休止期間を「肥し」の時間ととらえ、
日展の作品制作に集中してまいりたいと思っております。

それでは皆様、よい休日をお過ごしください。

伊藤雲峰でした。