気がつけば、今年もあとわずかとなりました。
今日は午後から急に寒くなり、風も強くなってきております。
お元気でいらっしゃいますか。伊藤雲峰です。

年々、一年が過ぎ去っていくのを早く感じるのですが、これはきっと、一つのことに集中していると時間があっという間に過ぎるという感覚を積み重ねているからではないのかと考えます。
そう考えられたのは、目の前のことに集中して一生懸命対応していくことが、自分を成長させる方法だと知ったからでした。
そんなこともあってか、やったことのないことを依頼・相談されても、まずはやってみることに決めたので、今年はたくさん実践・行動することができました。
また、誰かが何とかしてくれるだろうという考え方をやめ、自分から率先してややこしい状況に踏み込もうとした一年でもありました。

主体的に行動することを後押ししたのが、「メモ書き」でした。

赤羽雄二さんの『ゼロ秒思考』に影響されて実践しました。

参考記事
https://diamond.jp/articles/-/340130

A4のコピー紙10枚を用意し、朝の10分間、1枚1分の設定で、とにかく思いついたことを書き込んでいきます。
1枚の真っ白な紙に、1分間、自分の悩んでいること、もやもやとしていることなどを、かたっぱしから書き込んでいく。
そうすると、5~6枚めぐらいで、自分のなかの不安が出てこなくなります。

しかし、それでも10枚めまで思いつく限りのことをひたすら書いていく。

そのあとは、モヤモヤポイントの対応策を考え、一つ一つ実践行動して、解決していきます。
私の場合、1時間で集中力が切れるので、1時間ごとにやるべきことを3〜4つに絞って行い、その後、簡単な運動(ウォーキング)をして集中力を高めてから、再度やるべきことを1時間単位で行っています。

その繰り返しを行っていくうちに、懸念事項をみるみる切り崩していくことができ、さらにめんどくさい課題に向き合うエネルギーが湧いてきます。

この「朝10分のメモ書き→課題解決のための実践行動」を毎日行っていくうちに、作業時間が短縮化され、新たなことにチャレンジできる余裕も少しずつ生まれてきました。

今年は、韓国語講座を毎日聴いて少しずつ単語力を増やし、会話の一部が聞き取れるまでになりました。

会話ができるように毎日楽しんでます。

俳句作りも、メモ書きをするなかで、頭の中のイメージが言葉に表れて、季語と言いたいことの組み合わせを形にしやすくなりました。

書の作品制作も、やみくもに大きな紙にすぐに書くのではなく、自分の得意な字を含む詩文であるかどうかの吟味をし、展開を見極めたうえで大きな紙に書くという段取りを、メモ書きから身につけることが出来ました。

2024年の私のキーワードは、「メモ書き」でした。

★書会のお知らせ★
下記の書会は、下記ページでも紹介しています。
>>>https://itouunpo.com/syokai/

【名古屋】
・2025年1月19日(日曜日)
『第85回 大島屋書会』(名古屋市西区名駅2-20-30)
第一部:13時30分~15時30分【満席】
第二部:16時~18時 【残席1名】
参加費:2,500円(当日会場にてお支払いください。)
※書道道具の準備は不要です。ソフトドリンク付き。
>>>https://www.facebook.com/PubArco/posts/3352383241462632

【三重県・桑名市】
・2025年1月11日(土曜日)【残席2~3名】
『第64回 MuGicafe書会』(三重県桑名市京町42)
時間:13時30分~15時30分 
参加費:2,500円(当日会場にてお支払いください。)
※書道道具の準備は不要です。ソフトドリンク付き。

・2025年1月25日(土曜日) 
『第43回 オンライン書会』(Zoom)
時間:10時~12時
参加費:2,500円(ゆうちょ銀行振込、PayPay)
※筆と墨、半紙や八つ切りもしくは、紙と万年筆やペン、鉛筆など、まずはお手持ちのものでご参加ください。

・2025年1月25日(土曜日) 
『第2回 藤丸書院』(リアル+Zoom)
時間:14時~16時
参加費:3,000円(ゆうちょ銀行振込、PayPay)

 ※レギュラー書会参加者の方は割引制度有。

 詳しくは…… https://itouunpo.com/info-kyojyo

* * * *

★2025年伊藤雲峰カレンダー「命」は完売しました。

ありがとうございました。

* * * *

★おわりに

毎月、桑名のMuGiCafeさんでは俳句教室と書会、名古屋の大島屋さんでは書会を開催しています。
今年は、一回だけ寝込んで休んでしまったのですが、ほぼ毎月開催できました。
(つくづく健康体でいられることの幸せを思い、両親に感謝の気持ちでいっぱいです。)

いままでは、書道をされてこなかったけど篆書に興味を持たれた方がターゲットでした。

しかし、書会を続ける中で、書道を習ってこられたけど篆書や隷書を習う機会がなかったという方が多く参加されるようになりました。

そんな参加者の方から、もう少し深く学びたいという声を聞くようになり、新講座を開こうと考えました。

先週の土曜日に、自宅で競書雑誌『新書鑑』の課題を学ぶ藤丸書院、第一回が終わりました。
競書雑誌による臨書学習や制作に関する指導をさせていただきました。

学ばれる皆さんの個性を生かせるような添削指導ができればと思っております。

先日来られた皆さんは、それぞれ目標が異なっておられて、いろんな興味の持ち方があるものだと学ばせていただきました。

ある方は、五体の臨書を書かれ、それ以外に制作部門の作品も書いてこられ、強い熱意を感じることができました。
もう一人の方は、以前習っておられた先生の、朱墨で書かれた範書例を持ってこられ、これをどう生かして作品化したものか、とご相談いただきました。
その方にあった雰囲気の作品を提案し、今後の作品制作までの工程について話し合いました。

藤丸書院は、リアルとオンラインの両方で対応できるようにしています。

私の書道部屋には、ZOOM上で私が筆を運んでいるところが見られるように、カメラを準備しております。
私の自宅に来ていただいて、リアルで私の筆運びを見ていただくもよし、カメラ上で運筆を眺めていただくもよしです。

オンライン限定となりますが、朱墨による添削以外に、書かれた作品をパソコン上に画面共有しながら、配置や文字の骨格の取り方について、ペンタブ添削を行えます。

ペンタブ添削の良さは、ZOOMに参加している皆さんも一緒に見ていただくことができることです。

書の教室の良さは、他の参加者の作品を見たり、その作品をどうすればさらに良くなるのかを一緒に考えることが出来ることだと思っています。

藤丸書院にご興味のおありの方は、下記をご参照になってください。

>>https://itouunpo.com/info-kyojyo

お待ちしております!

今年も一年お世話になりました。
皆様にとりまして、来年が良いお年になりますように。

伊藤雲峰でした。