《No.126》編集は、マッチングを探るお仕事
この季節が大好きな伊藤雲峰です。
今回のテーマは、「編集は、マッチングを探るお仕事」
日頃、学習教材の編集制作のお仕事をしている雲峰ですが、
自分が今まで経験してきたことをもとに、
経験値の高い仕事ばかりのお声がけなら苦労しないのですが、
やったことがない仕事については、その教材や書籍を作るために、
この探し出す仕事は、なかなか不安で骨の折れる部分があります。
しかし、これこそが編集者の醍醐味といえます。
以前キングコングの西野亮廣さんが、「
割に合うみんなが経験したことのある仕事ばかりをしていると、
他の人と同じ土俵に立つことになり、圧倒的に不利になる。
反面、今割に合わない仕事だとしても、
また、人が踏み込んでいない分野に知見があれば、
……というようなことを言われていました。
この言葉は、私を大いに勇気づけましたね。
日頃私あてに話のある相談事項の大半が、具体化することがなく、
自分の行っていることに意味を見出しづらいため、
しかし、かような新規開拓の仕事を15年してきて、
この「割に合わないこと」がじわじわと意味のあることに、
点と点がつなぎ合っていることに、気づき始めました。
大切なのは、
他方でいろんな相談をうけたときに、
加えて、
本人が気づかない領域に挑戦してもらうように働きかけることも、
その人の良いところを見つけ、
例えば、
雲峰の書とマッチングすることってどんなことがあるのかな、
いま、写真家の水野圭次郎さんとの二人展を企画中です。
水野さんと私の共通点は、
話が少しずれてしまいましたが、それぞれの人がもつ得意分野と、
もたらせるお仕事や頼まれごととのマッチングを見出す役割を、
雲峰は楽しみながら、深めていきたいと考えているところです。
【日程】
・11月27日(土)20時30分~22時30分
【ご用意いただくもの】
字の書けるもの
※筆と墨、半紙や八つ切りもしくは、紙と万年筆やペン、
【参加費】
各回 2,500円
※ゆうちょ銀行振込、PayPay
詳しくは… https://itouunpo.com/2021/10/
マッチングは、化学反応に似ていますよね。
結びつくことで、
水野さんとの写真とのコラボ展もそのような力が発揮されることを
先日、水野さんのご案内で、
三重県桑名市から西に車を走らせ、
気温が、トンネルを抜けると4~5度ぐらい下がります。
そのためか、紅葉がきれいに色づいていました。
水野さんには、
ちかくには、惟喬親王の御陵もあり、拝ませていただきました。
(白洲正子さんの「かくれ里」
町を行くと、
雪が降り積もる前に猪垣を外しているのだと言うお爺さんの姿も見
得も言われない貴重な光景を目にすることができました。
ちょうどその日は、午後から桑名で書会がありましたが、
午前中だけで東近江探訪を楽し(
一日が二倍になったようなリッチな気分になりました。
早起きと朝の活動はいいですね。時間が膨らんでいくようです。
立冬を迎え、季節としては冬ではありますが、
もう少し秋の恵みを楽しみたいと思っている雲峰でした。
すてきな休日をお過ごしください。