おはようございます。伊藤雲峰です。
本日、11月2日は書道の日(習字の日)みたいですね。
「いいもじ」からもじったと言われています。
さて、先月からほぼ毎週どこかで書会をするようになった雲峰が、しみじみと感じるのは、「問われているのは自分自身なのだ」ということです。
今読んでいる佐々木健一さんの「『面白い』のつくりかた」(新潮新書)に、
「取材の基本は、合わせ鏡だ。良い質問をすれば、それにふさわしい答えが返ってくる。」
というようなことが書かれています。
私が、「書会」でみなさんに、
・どのように伝え、
・どのように提案し、
・どのようにいい作品に導くか
を対応できるかどうかで、みなさんが深く興味を持たれるかどうかが決まるのだ、と気づいた一節でした。
書会では、篆書を中心にみなさんと作品作りを愉しんでいますが、
書道には、篆書以外に、隷書、楷書、行書、草書、仮名など、たくさんの書体があり、
深い味わいをさらに愉しむことのできる素晴らしい芸術文化です。
雲峰からだったら、篆書以外の書体も学んでみたい、書の世界を覗いてみたい、と思っていただけるような書のナビゲーターになりたいと考えています。
さきほどの佐々木さんの本のなかで、「面白い」とは、【差異】から生まれるのだと言われていたことも興味深い話でした。
「もともとつまらないと思ったことが、やってみたら案外面白かった」という【差異】が、受け手の心を大きくつかむのだというのです。
雲峰の編集者としての目で、書道が嫌いな方に対して、
「案外楽しい!」を思っていただけるように、ひとりでも多くの書道好きが増えることを目標にしていきたいと思います。
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★11月書会のお知らせです★
下記のアドレスに行っていただけますと、各地の書会情報が記載されております。
※いずれの会場も書道具の準備は不要です。お気軽にご参加ください。
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◎終わりに◎
本日は、これから東京亀戸にて、第11回亀戸書会を行います。
書会は、行う場所・来てくださる皆さん次第で、ずいぶん雰囲気が変わります。
東京は、会場の主催者はいらっしゃいませんので、雲峰が会場手配・書会の資料・当日の進行を行います。
しかし、私が一人でいろいろやっていると、みなさんが協力してくださって、とてもスムーズに会が進行していきます。
亀戸書会の楽しみは、会が終わった後の「懇親会」です。
会場近くの、北海道の鳥料理のお店に行って、先ほど作り上げた篆書作品について語り合います。
自分の作品のことだけでなく、他の人の作品についても語り合うので、和気藹々とした雰囲気になります。
いまから、亀戸に移動したいと思います。
まだ少し席に余裕がありますので、もしよろしければお越しになってください。
お待ちしております!
それでは、よい三連休をお過ごしください。
伊藤雲峰でした。