《No.95》書会の醍醐味は……

おはようございます。伊藤雲峰です。
いよいよ12月。一気に年の瀬に向かっていきますね。

11月は、書会を6か所で行いました。

ひと月にこんなにたくさんするのは初めてだったので、少し心配でしたがなんとか終了しました。

書会の醍醐味は、「集中力を味わうこと」ではないでしょうか。

会の序盤では、文字の成り立ちの説明をします。

その後しばらくしてから、筆を持って作品を作ります。

筆を持って書き始めるころは、
「難しくて書けるかどうか心配!」
「自分の書きたい字はどんなのだろう?」
などと気持ちがざわついて、少しの間、散漫な空気が広がります。しかし、集中力というのは伝播するもので、常連参加のみなさんが集中して書き出すと一気に周りも集中していき、気がつけばどなたも話されなくなります。
常連の方は、会場の雰囲気を良い方向に引っ張ってくださるのです。ぼんやり悩むことがなくなり、とにかく筆を運ばせて作品をまとめ上げることに集中されます。仕上げた作品を一斉に張り出して、参加者全員で鑑賞する「講評会」では、皆さんの作品の良い点を雲峰がメモします。
しゃべりながら手を動かしてメモするのは、なかなか難しいのですが、みなさんに乱筆で恐縮ですが、お渡ししています。(ちかごろの試みです。)

雲峰も、メモをしながら話をするという離れ技(!?)をしているときは、ものすごく集中しています。

書会をさせていただきながら、集中力を発揮している雲峰が、結局一番勉強をさせていただいているのだと思います。
これからも、みなさまとともに、雲峰も前に進んでいきたいと思っております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
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_____________◎終わりに
先週の後半は東京出張でした。
あるクライアントの打ち合わせに、会社の二人の編集者と出向き、その打ち合わせ後、簡単に振り返りの場を持ちました。振り返りだけのつもりが、その二人の会話がとても有意義に深まっているのを目の当たりにしました。
二人はそれぞれが所属する部署が異なるので、会社で話をすることはあまりないのですが、改めてじっくりと話をすると、新たな発見があったようでした。二人のうち若手のほうが、「そのような考え方をしたことがなかったので、勉強になりました」と言っており、
先輩編集者のほうは、別件で自信を無くしていたところでしたが、後輩編集者に大事な話をできて、元気を取り戻したようでした。

日ごろ話をしない人と改めてゆっくり時間を取って話をしてみると、驚くほど大きな飛躍をもたらすことがありますね。

年の瀬にむけ、せわしなく騒々しい日々となりますが、友好的で生産性のある会話をしながら、身も心も(ついでに懐も)暖かくして前進していきたいですね。

それでは、よい日曜日をお過ごしください。
伊藤雲峰でした。