(新型ウイルスのことが気になりますね。)
お元気でいらっしゃいますでしょうか。伊藤雲峰です。
いま、3月18日(水)~21日(日)の5日間、
毎回思うのが、もっと早く取り組めばよかったのになあ、ということです。
他方で、こういう展覧会が自分に課せられていなかったら、
書会(篆書のワークショップ)は月に4回~5回ほど行っています。
篆書の楽しさと難しさを受け止める、参加者の皆さんの最初の反応を見ていて、
いまの、自分が置かれた心境と近い反応であったなあと感じます。
参加者の反応というのは、
「こんな難しいことができるのか」
という不安です。
ところが、次第に時間が経つと、集中して言葉を発することを忘れて、筆を運ぶことに没頭されます。
今の雲峰の作品制作も、それに近い状況です。
久しぶりに向き合うと「うわあ、どうしよう、できるかな」と不安になってしまうのですが、
少しずつ中に入っていくうちに、だんだん没頭して、だんだんエンジンがかかってきて、
気がつけば作品に真正面から向き合っているという状態になります。
考えてみれば、このようなことは、ほかのことでも当てはまりますね。
・俳句を2週間後に16句必要であったとき
・ややこしい見積もりを来週までに作らなければならないとき
・書会のレジメを明後日までに作り込まないと間に合わないとき
すべて、最初は「こんなこと、できるのかな?」という不安にさいなまれていました。
そんなときは、とりあえず小さく取り組んで、だんだん没頭していく方法で進めていたことに気づかされます。
(そして、できるだけ早く取り組むということですね!!)
書会の参加者の皆さんの動きが、私の日ごろの作業や取り組みの姿勢を言語化してくれました。
結果をうまく出せるか不透明ななかで、予定がきっちり決まっていて、
自分にはちょっと重いなあと思うことに見舞われたとき、
小さくスタート(できるだけ早く!)させて、
自分を没頭させる手法で向き合っていきたいと思う雲峰でございました。
今日はなんだか寒いですが、体を少し温めて作品制作に打ち込みたいと思います。
________________________