《No.135》自分のために書を書く

この一週間のうちに猛暑がやってきましたね。

お元気でいらっしゃいますか。伊藤雲峰です。

今週末は各所で書会を3回ほど開催してまいりました。

新たな経験をたくさんさせていただき、日々勉強をさせていただいております。

今日は、午前中に愛知県日進市まで出向いて、名古屋の書会に来てくださっているCさんの会社イベントとして、「書会」をさせていただきました。
2時間という限られた時間で、10名以上の方と一緒に篆書を書きました。
初めて参加される方ばかりでしたが、最後まで熱中して書いてくださいました。

私は、ほめる活動、略して「ほめ活」をしておりますが、
みなさんから異口同音に「こんなにほめられたのは大人になって初めて」と言われました。
ほめると言っても、何でもかんでも理由もなくほめるわけではありませんがね。

ほめるからには良いところを探すことが求められます。

(探そうとするかどうか、そのスタンスが大事なんですよね。)
初めて書会に参加される方は、「私なんかにほめるところはないから、見てもらうのは恥ずかしい」と必ず言われます。
しかし、私は強くこう言います。
「いえ、絶対に良い所はありますので、安心してください。」と。

私はいつも「仕上がった作品は持ち帰って家の自分の部屋に貼って、ひっそりと一人で眺めるのを楽しんでください」と言っています。
人さまに見せようとするから、筆で字を書くことから遠ざかるのかもしれないと思うのです。

自分のために作品を書くのだと思うと、ずいぶん気持ちも楽になって、
なおかつ新しい自分の世界を作ることが出来て、
こんなに楽しいことはないと思うのです。

大人になって、他人からの批評やアドバイスを受けるようになり、だんだん自分を励ますことが出来なくなってきますよね。
自分を味方してくれるのは最終的には自分なのですから、大いに自分を励ますようにしたいですね。

近ごろ書会の参加者が増えてきて、嬉しい一方自分を磨くことも忘れてはいけないと思っているところです。

そして、前向きで人の心を明るくする言葉を交わせる場を、今後もつくり続けていきたいと思っているところです。

暑さに負けず、一日一日を大事にしたいですね!

★書会のお知らせ★
【三重県・桑名市】
・2022年7月9日(土曜日)
『第35回 MuGicafe書会』(三重県桑名市京町42)
時間:13時30分~15時30分 ※時間が変更しました!
参加費:2,500円(当日会場にてお支払いください。)
※書道道具の準備は不要です。ソフトドリンク付き。

【名古屋】
・2022年7月17日(日曜日)
『第57回 大島屋(Pub Arco) 書会』(名古屋市西区名駅2-20-30)
第一部:13時30分~15時30分
第二部:16時~18時
参加費:2,500円(当日会場にてお支払いください。)
※書道道具の準備は不要です。ソフトドリンク付き。
>>>https://www.facebook.com/PubArco/posts/3352383241462632

【オンライン】
・2022年7月23日(土)
『第13回 オンライン書会』(Zoom)
時間:20時00分~22時00分
参加費:2,500円(ゆうちょ銀行振込、PayPay)
※筆と墨、半紙や八つ切りもしくは、紙と万年筆やペン、鉛筆など、まずはお手持ちのものでご参加ください。

●コロナウイルス感染予防の観点から、急遽中止になることがございます。その際は、ご理解いただきますよう、お願い申し上げます。

★終わりに★
ここのところ、kindle(電子書籍)で小説を読むようになって、今まで読んだことのない作家の作品をどんどん読めるようになり嬉しい限りです。

kindle本のよいところは、自分が読みやすい文字の大きさ、文字の書体で固定して読めるところです。
(文庫本も、本によって、微妙に書体や文字の大きさが異なり、目が慣れるのに時間がかかるのです。)

最初は、紙の本でないとページをめくった感覚を失われ、どれだけ読んできたのか手ごたえを得られにくいので、
あまり積極的に使っていませんでしたが、新しいものには、まず触れようという精神のもと、使ってみると、新たな可能性を得られたように思います。
(kindle本がたくさん読めるようになった背景としては、会社までの通勤が、電車の行き来に変わったこともあります。)
読書体験は、心を豊かにしてくれますよね。

読書や書会の体験が、日々の原動力となり、雲峰を支えてくれています。

ありがたいと思います。
もうすぐ7月ですね。
どうぞお元気でお過ごしくださいね。
伊藤雲峰でした。