《No.130》参加したくなるオンライン書会を目指して!

2月は28日しかないのに,祝日が二日あり,時間が過ぎる感覚がさらに早い月ですが,いかがお過ごしでしょうか。
伊藤雲峰です。

ここのところ「オンライン書会」なるものを,細々と行っていますが,

良いところと改善したほうがよさそうなところが少しずつ見えてきました。

良いところは,
・書道に対するハードルが下げられたこと。(書道教室で味わった独特の緊張感が苦手という方には良い効果)
・私が筆で書いているところを画面上でじっくり見られるところ。(リアルだと一斉に近づいて見てもらいづらい)
・意見交換が活発にできること。(文字の成り立ちの説明をしているときに,疑問や問題提起を出し合うことができる)
・声が大きく双方にとどくこと。(リアル書会は声が届きにくい人がいます。)
・機会喪失を取り返せるところ。(コロナ禍で地域によっては、リアルの書会がなくなってしまいました)
・地域を絞らずに,一斉に全国の皆さんとつながれるところ。
などです。

改善すべきところは,
・皆さんの作品を一斉に見せることができない点。
・操作が安定しない点。(作品を写真に撮って送っていただいた後、画面共有してお話するまでの時間がかかる。)
・パソコン上のペイント機能で書き込みをするが,マウスによる書き込みなのでわかりづらい内容となっている点。
・筆による添削ができない点。
・参加者のみなさんの筆遣いを確認することができない点。
などです。

私は,パソコン上の操作がそれほど得意でなく,皆さんにご迷惑をおかけしていますが,
参加者のみなさんのサポートやあたたかい助言で何とか乗り越えております。

誰かが以前,進行役はスナックのママのように,ちょっと頼りなくて愛されキャラの方がうまくいくと聞いたことがあります。

あまり頼りなくてもいけないのですが,すべて自分でやろうとするのも,その場の広がりを小さくしてしまいそうです。
私は,苦手なことは苦手とはっきり伝えて,その部分は助けていただきながら,

『オンライン書会』という場がホットで楽しいところになればと思います。

会が始まる前後には,ちょっとした雑談タイムもあります。
この雑談が結構楽しかったりします。
なかなか遠くの皆さんとお話する機会がない中で,3~5人のグループで語り合えるというのもなかなか乙なものです。

篆書の面白さ,筆の味わいの深さを知っていただくための書会ですが,
書会のご縁で集まった皆さんとの交流を深めることも,これから大事にしたいと思っているところです。★各種ご連絡★
1)伊藤雲峰×水野圭次郎 書と写真の二人展
日時:2月14日(月)~20日(日) 11時~17時
場所:桑名市南寺町17 (電話・FAX)0594-40-7211

※雲峰の作品も10~15点ほど展示させていただきます。
※雲峰は,14日,17日,19日,20日は在廊いたします。

2)書会のお知らせ
【三重県・桑名市】
・2022年2月12日(土曜日)
『第30回 MuGicafe書会』(三重県桑名市京町42)
時間:14時30分~16時30分
参加費:2,500円(書道道具の準備は不要です。ソフトドリンク付き)

【名古屋】
・2022年2月25日(土曜日)※今回は変則です。
『第52回 Pub Arco 書会』(名古屋市西区名駅2-20-30)
第一部:13時30分~15時30分
第二部:16時~18時
参加費:2,500円(書道道具の準備は不要です。ソフトドリンク付き)
>>>https://www.facebook.com/PubArco/posts/3352383241462632
※コロナウイルス感染予防の観点から,急遽中止になることがございます。その際は,ご理解いただきますよう,お願い申し上げます。

3)Zoomを使ってオンライン書会!

 【日程】
・2月23日(水)20時~22時 ※今回は変則です。
【ご用意いただくもの】
字の書けるもの
※筆と墨,半紙や八つ切りもしくは,紙と万年筆やペン,鉛筆など,まずはお手持ちのものでご参加ください。
【参加費】
各回 2,500円
※ゆうちょ銀行振込,PayPay
詳しくは… https://itouunpo.com/2021/10/online-syokai/★終わりに★
14日月曜は,私の48歳の誕生日です。
その日から,ギャラリー寺町さまで水野さんと二人展ができるのを楽しみにしております。

書と写真による二人展を試みるきっかけは,毎月開催している書会で知り合った写真家水野さんとのご縁からです。

「書会」は,書の面白さを知っていただき,そこから新たな人とのつながりを作り出せたらという願いから続けています。
書会を続けることで,このような二人展を開催できたことを,ありがたく思います。

私は俳句も志しておりますが,写真の世界は,どこか俳句の世界と似ています。
一瞬を切り取り,その写真にさまざまな思いを余韻として残せることが魅力です。
(俳句も十七音のなかに伸びしろを作り,鑑賞の幅を広げることが求められます。)

水野さんの写真の向こうにあるもの,雲峰の書の向こうにあるものに目を向けていただけますと,嬉しい限りです。

オミクロン株による感染拡大がとどまりません。
今回の展示会は,換気を徹底しながら行う予定ですが,あまり広くお声がけをしておりません。
また別の機会があるかと思いますので,今回は,遠くの方はどうぞ見守っていただければと存じます。

それでは,すてきな週末をお過ごしください。
伊藤雲峰でした。